長崎市では、9日から全国のビワ生産者が一堂に会して、消費拡大にむけての研究会が開かれています。

研究協議会には全国各地から生産者ら250人が参加しました。

長崎県は全国シェア3割のビワ生産量を誇りますが、高齢化などに伴い出荷量が20年前の3割に減少。
今年は1月の寒波で露地ビワが凍害を受けています。

協議会では、生産性アップのためドローンによる農薬散布やビワ内部の腐敗を見つけるシステムの実証実験が進められていることが紹介されました。

全国果樹研究連合会ビワ部会 湯谷 芳章 部会長:
「各産地に昔から伝わる高品質なビワを生産する技術に加え、新しい栽培技術を糧として、未来につながるビワ産地づくりを実現しようではありませんか」

10日は長崎市のビワ園の視察などが行われ、自然災害に負けないビワづくりの方法などを学ぶということです。