5世紀半ばに造られたとみられる佐世保市の鬼塚古墳とその出土品が長崎県の新たな文化財に指定されました。

鬼塚古墳は大村湾に面する佐世保市宮津町にある古墳で、5世紀の第2四半期頃に造られたとみられています。佐世保市の発掘調査によりますと、直径およそ17メートル最大高低差およそ3メートルの円墳)で、遺体を埋葬した玄室と「羨道」と呼ばれる通路からなる横穴式石室が確認されています。


また発掘調査では青銅鏡や鉄製の武具などの副葬品も出土しており、長崎県は「学術的に非常に重要な考古資料」として鬼塚古墳と出土品58点を新たな文化財に指定しました。


このほか長崎県は、長崎地裁島原支部の公舎移転に伴い島原市が公有化した島原城大手口跡の一部についても文化財に追加指定しました。