親からの相続時には “空き家”にしないため…

【住】空き家を取り壊すのではなく、リノベーションして活用することは、住まいの新たな選択肢を増やすだけでなく、古い家の活用や環境対策にもつながる取り組みですね。

【平】空き家が管理されないまま放置される背景には、やはり人口減少と高齢化がありますが、例えば── 高齢の親から相続したものの 自分たちが住むことはなく、かといって解体には費用がかかるし、解体してしまうと土地にかかる固定資産税も増えるということで、そのままにしてしまうケースも少なくないと思います。

これに対しては国が対策を講じることも必要ですが、『とりまとめ』にも記載されている通り、空き家は『個人の問題にとどまらず地域・コミュニティの問題』になっています。
まずは所有者自身が “その家を空き家にしてしまわない”ように相続時によく話し合ったり、民間のサービスの活用を検討したりすることも空き家を増やさないための大切な取り組みになると思います。