親族などからローン用のカードや通帳を騙し取り不正に利用していたとして十八親和銀行の男性行員が30日付けで懲戒解雇処分となりました。

懲戒解雇処分を受けたのは、十八親和銀行の関連会社に勤務する64歳の男性行員です。

十八親和銀行によりますと、男性行員は1987年から親族や知人にカードローンの作成を依頼。
その後、「解約する」と嘘を言い、カードや通帳を受け取って“16の口座から現金を引き出していた”ということです。

名義人の1人が「利用に身に覚えがない」と銀行に申し出て発覚。
銀行が男性に聞き取りをしたところ、不正利用を認めたことから男性を30日付けで懲戒解雇処分としました。

男性行員は金を飲食代やパチンコなどの遊興費に使ったと話していて、先月時点で総額1,344万円のローンが残っていましたが、すでに全額が弁済されたということです。