長崎市のビワ農家が栽培を始めた熱帯の果樹「アボカド」が初めて収穫され、市長に贈呈されました。

森果樹園 前代表 森常幸さん(76):
「全然違う大玉の国産ができたからね。これだったらいけるな!もうほんとに感激っていうよりもこんなもんがなるんだ」

長崎市千々町のビワ農家森常幸さんが、種から育てたアボカドです。
高齢化などが原因でビワ農家が減る中、5年前、温暖なビワの産地に適し、ビワとは異なる秋冬に収穫できるアボカド栽培に乗り出しました。
先月、およそ70個が初めて収穫されました。
田上市長「やわらかいですねこれ、食感がいいですね」
跡を継ぐ若い人たちにも夢を持って農業をしてもらうため今後、ビワの補完作物として生産者の拡大を目指します。

森常幸さん:
「農業の後継者になろうっていう人は少ないんですよね、今はね。だからこそやっぱり、農業の魅力っていうもんは、こういうもんだっていうことを広めていきたいとなと思ってますね。」
森さんのアボカドはまだ市場には出ていませんが、あす、市役所の食堂でランチメニューとして提供されるということです。