去年12月、佐世保市の養鶏場で高病原性鳥インフルエンザが発生したことに伴い実施されていたすべての制限措置が、15日午前0時を持って解除されました。
高病原性鳥インフルエンザは、12月に佐世保市江迎町の養鶏場で発生が確認され、県はこの養鶏場の鶏2万9千698羽を殺処分するとともに、現場から半径3キロ以内を鶏や卵の移動を禁止する「移動制限区域」に、3キロから10キロ以内を外への出荷を禁止する「搬出制限区域」に指定していました。
県は制限区域内の鶏に対するウイルス検査の結果「被害の広がりは確認されない」として、1月9日の「搬出制限区域」解除に続き、15日午前0時を持って「移動制限区域」も解除し、すべての防疫措置を完了させました。
しかし全国的にみると、鳥インフルの流行は例年にないスピードで拡大を続けており、県は県内137全ての養鶏場に対し消毒などの徹底を呼び掛けると共に、週一回、異状確認を行うなど、ウイルスの侵入に備えた厳戒態勢を続ける方針です。