長崎県内の観光関係者が一堂に集まる新年の賀詞交歓会が6日、長崎市で開かれ、関係者からは県内観光の回復を期待する声が多く聞かれました。

およそ150人が出席した県観光連盟主催の賀詞交歓会。


去年の西九州新幹線の開業に加え、今年はコロナ禍で中止されていた各イベントが開催される予定であることから、多くの関係者が県内観光の見通しは明るいとしています。

長崎県観光連盟 宮脇 雅俊 会長:
「ランタンフェスティバルも始まりますし、くんちも多分あると思いますので。そういった新たな要因も入ってきますからずっと上向いていくと思っています」

JR九州 田中 渉 執行役員 長崎支社長:
「新幹線は開業以来おかげさまで大変好評いただいてまして。きっとこのまま旅行も回復していくのではないかと期待してます」

また、ことし3月から再開される予定の国際クルーズ船の受け入れも、県内の観光業にとっては追い風になりそうです。

県 文化観光国際部 佐々野 一義 参事監:
「打診はたくさん来ていると伺ってます。いきなりコロナ前に戻るということはないと思いますが、徐々に回復してくると思います」

一方、長崎市は4月から宿泊税を新たに導入。
来年度の税収は3.7億円と見込まれていて、全額、観光振興に充てる方針であることから関係者からは期待の声が聞かれました。

稲佐山観光ホテル 小林 秀顕 代表取締役社長:
「観光に関する予算が増えるということですので、有効に活用できれば間違いなくプラスになると思います。金額的にはご理解いただける範囲なんじゃないか」

ウィズコロナへの流れが加速する中、観光業界に携わる人たちにとっては明るい材料の多い1年となりそうです。