5日、長崎市の魚市場で初競りが行われ、活気ある声が響くなかで1年のスタートを切りました。

午前5時ー威勢よく鉦が鳴らされ、日本一の魚種を誇る長崎魚市の1年が始まりました。

初競りには仲卸業者ら約200人が集まりました。
並んだのはブリやマグロ、クエなど250種類以上!
ことしの初水揚げは、まき網漁の休漁期間と重なったことから去年の2割にあたる30トンに留まったものの、マダイは1キロ当たり5千円の値が付くなど堅調な取引でのスタートとなりました。

長崎魚市の山口大輔さんは「活気があった。徐々にコロナ前の状況に回復してきているんじゃないかと思う」と話していました。また仲卸業・三陽の村上優さんは「いいスタートだった。コロナになって3年目。まだ終息はしていないが、それをぶっ飛ばすぐらいの勢いで行きたい」と話していました。

また5日は初市式も行われ、1年の豊漁と商売繁盛を祈願しました。

長崎魚市によると外食産業の回復などを理由に、魚の単価はコロナ前の価格に徐々に戻りつつあるということです。今後生産者や仲卸業者との連携を一層強化することで、競りを活性化させ、さらなる単価のアップを狙いたいとしています。