犯人はクラスメイト 小学6年生の女児

《家裁決定要旨》(2004年9月15日決定)より
【非行事実:2004年6月1日午後、小学校学習ルームで、右手に持ったカッターナイフで被害者の頸部などを切りつけ、間もなくその場で失血死させ、殺害した】

記事には、同級生に殺害されたことまで書かれていた。1クラスしかなかった6年生。兄である御手洗さんも、クラスメイト全員の名前も顔も知っていた。「誰がやったんだろう…」そう口にするのが精いっぱいだった。

御手洗さん:
「―それを手渡されまして。まず読むわけですよねそれを…それを読んでいく…。一番最初に思ったのが『理解できる』、書かれてる内容は理解できる。妹が殺されてるんだということは分かる。それに対して、自分が怒ってんのか、悲しんでんのかが分からなかった。これを読んでどうすればいいかが自分にはわからなかった」