犯人は小6女児 被害者も小6女児 同級生殺害事件

《聞き手》:長崎犯罪被害者支援センター 前田和明理事長(臨床心理士)

前田理事長:
最初に妹さんのことを教えていただけませんか?

御手洗さん(兄):
「はい。妹は男兄弟に続く3人目で、男まさりのところがあって割とやんちゃでしたね笑。漫画本を交換し合ったり、勉強を教えあったり…。妹は漢字がよくできたので『これどう書けばいいんだっけ?』ってよく聞いてました。普段から一緒にご飯作ったり、バレンタインがあればチョコレート作り手伝わされたり。2人で仲良く過ごしてました」

当時は父親と兄、妹の3人暮らし。父親は新聞記者で、一家は支局があるビルに暮らしていた。一番上の兄は大学生で県外で暮らしていた。母親は御手洗さんが小学6年生の時にがんで他界した。