最大の原因は「すり抜け」
国民生活センターによると、医療機関ネットワークに寄せられた、「抱っこひも」を使用していた際の子どもの事故は、2019年度から5年10カ月の間で176件で、そのうちの約8割に当たる138件が「落下事故」でした。
バックルが外れたわけでも、ひもが切れたわけでもありません。落下事故の多くは「すり抜け」。体とひもの「隙間」から、赤ちゃんがこぼれ落ちてしまうのです。
なぜ「隙間」ができる?

本来、正しく装着されていれば隙間はできません。しかし、事故の約4割では、ベルトを緩く装着するなどの誤った使用状態が確認されています。そこには、いくつかの「落とし穴」があります。








