「優良株を買う権利に当選した」などとLINEで嘘の投資話を持ちかける手口で、長崎県の男性が合計920万円をだまし取られる事件がありました。警察はSNS型投資詐欺として捜査しています。

被害にあったのは長崎県内に住む会社役員の男性(70代)です。

警察によりますと男性は今年に入りインターネット上の投資関連サイトを通じて知り合った人物からLINEで偽の資産運用サイトを紹介され、偽サイト内で受けた700万円の融資を指示に従って投資・運用したところ、サイト上で利益が出たように表示されたということです。

このため男性はこの人物の投資話を信じ、さらに「優良株を買う権利に当選した」などと嘘を言われ、株式の購入費用名目などとして11月10日から19日までの間に指定された口座にインターネットバンキングを利用して合計920万円を送金し、だまし取られたということです。

その後も高額な投資話を持ちかけられたことから不審に思った男性が「だまされたかもしれない」と警察に相談し、被害が発覚しました。

警察は、
・SNSの広告を通じた投資話は詐欺を疑う
・『投資で必ず儲かる』などとSNSで金の振り込みを指示された場合は詐欺を疑う
などとして注意を呼びかけています。