俳優、作家、歌手として幅広く活躍する中江有里さん。高校時代に入った芸能界、両親の離婚、母との別れを支えたのは「読書」でした。いかにして本から「生きる力」を得てきたのか、長崎県長与町で行った講演でその軌跡を語りました。

中江有里さん、大阪府出身。

1989年に芸能界デビューし、NHK朝の連続テレビ小説『走らんか!』のヒロインなど数多くのTVドラマや映画に出演してきました。読書家としても知られ、自身も小説やエッセイ本を出版しています。

長崎県長与町で11月3日に開かれた講演会。自身の人生を「読書」の記憶と共に語った中江さんは、本が切実な存在となった原体験として、小学生時代の家族の記憶を語りました。それは小学4年生の時のこと―。両親の離婚を突然告げられたといいます。