大きな地震が発生した場合に津波による被害が想定される長崎市の福田地区で、地元の中学生と子ども園の園児が一緒に地区の高台に避難する訓練を初めて実施しました。

「訓練地震発生、そのまま机の下に避難しなさい」

「安全を確保しながら運動場砂場前に移動します」
大きな地震が発生した場合津波による被害が想定される長崎市の福田地区で4日に初めて行われたのが、福田中学校と福田子ども園合同の地震・津波避難訓練です。あわせておよそ320人が参加しました。

「2時間後に到達するということなので、移動します」

揺れが収まったあと中学生が園児と合流し高台の福田天満宮に避難します。

中学生は、園児らに声をかけながらしっかりと手をつなぎ、「避難」をサポートしました。避難場所までは長い階段が続いていて、中学生が園児を励まします。

「あとちょっとあとちょっと」

「ついたー!」「すごーい」

訓練開始からおよそ23分ほどで生徒と園児全員の避難が完了しました。

参加した中学生「相手の立場として自分がどう対応すべきかを考えて、大丈夫?だったり園児を安心させるような言葉かけをしました」

参加した中学生「常日頃から訓練をして、実際に起きた時にもこの訓練を生かして行動ができるようになりたいです」
福田中学校では、今月16日「避難所」を開設・運営する体験も行われ生徒たちが炊き出しなどを行う予定です。








