陸上自衛隊相浦駐屯地に所属する隊員4人が、数年前から誰も住んでいない民間施設に侵入しバーベキューをしたとして、22日、停職4日から6日の懲戒処分を受けました。

懲戒処分を受けたのは、長崎県佐世保市にある陸上自衛隊 水陸機動団 第2水陸機動連隊に所属する19歳から26歳までの隊員4人です。

相浦駐屯地によりますと、4人はことし3月15日の夕方から夜にかけて、佐世保市内の部外施設に侵入しバーベキューをしたということです。

この施設は数年前から誰も住んでいない民間施設で、4人は雨が降っていたため鍵があいていたドアから敷地内にある建物の中に入りバーベキューをしたということです。

4人は部外者からの通報を受けた警察により発見され、自衛隊の調査に対し「バーベキューをするために入った。深く反省している」などと話し、今後、依願退職を予定しているということです。刑事事件としては扱われていないということです。

陸上自衛隊 水陸機動団 第2水陸機動連隊長の辻一一等陸佐は、「国民を守るべき自衛官がこのような事案を起こし誠に遺憾です。今後このような事案が発生しないよう、隊員に対する指導及び教育を徹底し再発防止に万全を期して参ります」とコメントしています。