SNSで知り合った韓国人女性を名乗る人物から勧められた《暗号資産を使った投資話》で、長崎県対馬市の50代の男性が233万円だまし取られました。

詐欺被害に遭ったのは、対馬市内に住む50代のパート従業員の男性です。

警察によりますと、今年6月25日、この男性が利用するTikTokのアカウントに、韓国人女性でキム・ナヨンと名乗る人物からダイレクトメッセージが届きました。

その後、2人はLINEでやり取りを始め、当初は日本の文化や食べ物の話題で交流を深めていたということです。

しかし、次第に投資話に変わり、「現在の仮想通貨投資市場は超初心者でも大きな利益を得ることができる」「投資のやり方は私が教える」などと、暗号資産への投資を勧められました。

男性は、指定されたインターネットサイトに暗号資産を送金し、少額の利益が出たことから投資を信用しました。その後も「投資の元本を増やせば、より利益が出せる」などと言われ、送金を続けたということです。

利益が1,500万円になったので男性が出金しようとしたところ、このサイトのサポートセンター担当者を名乗る人物から「違法取引の可能性があり、引き出すには手数料と違約金を支払う必要がある」と連絡がありました。

これを信じた男性は、暗号資産でさらに送金を行い、合わせて4回、合計で233万円相当の暗号資産をだまし取られました。

警察は、SNS広告を通じた投資話や、SNSで「絶対に儲かる」などと言って送金を指示された場合は詐欺を疑うよう、注意を呼びかけています。