2025年秋ごろ、長崎電気軌道の路面電車の全線でタッチ決済が実証的に導入されることが、16日発表されました。

発表は、長崎市と、長崎電気軌道、三井住友カードが行いました。

3者は、長崎市の施策の一つである「先進的なICT技術の積極的な導入」の一環として、公共交通のキャッシュレス化などの検討を進め、2025年秋ごろから、長崎電気軌道の路面電車全線で、クレジットカードやスマートフォンを使って運賃を支払える「タッチ決済」を実証的に導入します。

長崎電気軌道 中島 典明 代表取締役社長「一番大きな目標はインバウンド対策。キャッシュレスがどんどん広がっていけば、お客様のニーズに沿った手段を選べるよう、今から先も進めていきたいと思っています」

長崎県内の公共交通機関でタッチ決済が導入されるのは初めてで、今後、乗車データを使った運行管理や、観光と連動した割引サービスの提供なども進めたいとしています。