被爆80年の今年、原爆の記憶を次の世代に伝えようと、長崎原爆資料館は長崎県内の高校生や大学生などの観覧料を7月から無料にしました。

この取り組みは、長崎原爆資料館が被爆80年の一環として行うものです。これまでは県内の小・中学生の観覧料が無料でしたが、今月1日からは対象が拡大され、県内の高校、大学、短期大学、専門学校などに通う生徒・学生も来年3月31日まで、無料で入館できます。

入館の際には、受付で学生証や生徒手帳など、学校名が確認できるものの提示が必要です。長崎原爆資料館は「被爆者が高齢化する中、夏休みなどを利用して多くの若い世代に訪れてもらい、平和について考えるきっかけにしてほしい」としています。