列車や駅を活用した結婚式が、このほど島原鉄道で開かれました。

鉄道沿線の名所で誓った新たな人生、果たしてどんな式になったのか、その模様を取材しました


この日の式場は幸せを運ぶ黄色い列車です。


島原鉄道とホテルフラッグス諫早が企画したウエディング。

今回が初めてということで、式場スタッフも慣れない中で準備を進めます。


式場スタッフ:
「バルーンの袋やぶらないように」

列車内をチャペルの様に飾りつけ、新郎新婦を迎えます。


今回のウエディング企画に応募した、南島原市出身の新郎・堀英樹さん。


子どもの頃からこの黄色い列車にのってきた大の鉄道ファンです。


新郎・堀英樹さん:
「すごいです。列車好きなので、結婚するなら列車でしたいなと思って」


新婦が待つ本諫早駅まで、緊張した面持ちで迎えに行きます。


新婦の裕美さんです。
列車の通路がバージンロード。
父親と一歩を踏み出しました。

参列者:
「きれいかよ」「ありがとうございます。」

新郎新婦:
「永遠に愛することを誓います。」


新婦・裕美さん:
「旦那さんの夢がかなえられてよかったです。」

新郎・英樹さん:
「ありがとう」「イエイ」

新郎友人:
「新郎が電車好きなのは知っていたので、ほんとに夢がかなってよかったなと思います。」

時に大きく揺れる列車の中でも、手際よく食事や飲み物を提供する式場スタッフ。
初めての列車内での挙式で、最高のおもてなしを目指しました。
途中、列車は日本一海に近い駅と言われる大三東駅へ。


参列者と新郎新婦が幸せの黄色いハンカチにメッセージを書きました。

「おめでとうございます」

「せーの」誓いのキスも駅のホームで!

およそ5時間半。


列車と駅の魅力も楽しみながらの結婚式となりました。

念願かなっていかがでしょう?
新郎・英樹さん:
「感無量です」

新婦・裕美さん:
「一生の思い出になりました。よかったね。」「楽しい結婚式ができました!」


2人の幸せに向かって走りだした、島原鉄道の黄色い列車。

末永くお幸せに!