日本初の潮流発電の実用化に向けて実証実験を続けている九電みらいエナジーが、大型の潮流発電機を完成させ、公開しました。

公開されたのは、海の潮の流れを利用して、一般家庭のおよそ800世帯分にあたる年間発電量241万kWhを発電する潮流発電機です。1月31日長崎市で行われた式典には、国や県などの関係者およそ50人が出席し、これまでの2倍の電力供給ができるよう改造された発電機の完成を祝いました。

九電みらいエナジー 水町豊代表取締役社長
「天候に左右されることなく安定した発電が可能であり、ぜひこの潮流発電を実用化したい」

式典の後、長崎市神の島で潮流発電機の見学会も開催されました。今回の発電機は潮の向きや速さに応じて羽根の傾斜などが変化し、効率よく発電ができます。

九電みらいエナジー 水町豊代表取締役社長
「離島のベース電源として使えるようになればなと思ってます」

大型の潮流発電機は、2月中に五島市奈留瀬戸の水深40メートルの海底に設置される予定です。