警視庁の「三浦信一」を名乗る男らから、20代の男性が現金50万円をだましられました。警察はニセ電話詐欺事件として捜査を進めています。
被害にあったのは長崎県島原市に住む20代の会社員の男性です。
警察によりますと、今月20日男性の携帯電話にKDDIの従業員を名乗る女から「あなたの名前と携帯番号が不正に利用されている」と電話がありました。
男性は女から紹介された警視庁の「三浦信一(みうら・しんいち)」などを名乗る男らとLINEでつながり、ビデオ通話で「詐欺の犯人があなたの名義の銀行口座を勝手に開設しており、その口座が詐欺に使われている」「あなた名義の口座なので、このままにしていたら、あなたが罪に問われる」などと言われ、これを信じた男性は指定された口座に現金50万円を振込み、だまし取られたということです。
男性が身内から詐欺ではないかとの指摘を受けたことから警察に相談し事件が発覚したということです。
警察では「警察がLINE電話等でやり取りをすることはない」と注意を呼びかけています。