被爆者の証言を記録し続けている「長崎の証言の会」が12月、2024年版の証言集を発行しました。

55年間で、のべ1112編を収めてきた証言集。
2024年版には、被爆者5人と戦争体験者1人の証言が掲載されています。

長崎の証言の会山口響証言誌編集長
「(日本被団協の)ノーベル平和賞、受賞理由っていうのが『証言の力によって核兵器を二度と使わせないということを示してきた』。私たちもずっと被爆証言を記録するっていうことをやってきましたから、そういう意味では非常に励まされている」

証言に加え、その年の出来事も記録されていて、今回は、被爆体験者問題や、平和祈念式典へのイスラエル不招待などに対し、問題提起しています。

『証言2024』は、長崎市内の主要書店やインターネットで購入できます。

また、ノーベル平和賞受賞で被爆証言が注目される中、「長崎の証言の会」では、英語版の証言集を増刷するための寄付も呼びかけています。