国が定める被爆地域の外で原爆の放射性微粒子を浴び被ばくしたと訴えている「被爆体験者」に対し、国が被爆者と同等の医療費助成を行う事業が12月から始まりました。しかし、当事者への十分な説明はなく、周知が進まない中でのスタートとなり、混乱も生じています。

爆心地から12キロ圏内の被爆未指定地域(黄色の地域)にいた人たちを指す「被爆体験者」

放射能の影響はないとされている一方、被爆体験による精神的な影響の可能性が認められています。

2002年に始まった支援事業で国は当初、被爆者と同じ「ピンク色」の手帳を交付しがんやケガ、風邪以外の疾病に医療費を助成していました。

しかし2005年から対象疾病を絞り手帳は「黄緑色」に。

昨年度からは逆に対象を拡大し「オレンジ」に。

そして今回、医療費の助成をさらに拡大する新制度をつくり新たに「すみれ色」の手帳を交付するとしています。

高齢になった被爆体験者たちには喜びと同時に混乱も広がっています。