西九州新幹線開業まであと10日です。
「新幹線がやってくる」6回目は、西九州新幹線の終着駅となる「長崎駅の歴史」を映像で振り返ります。

住吉キャスター:
「まもなく開業する西九州新幹線の終着駅JR長崎駅です。今も東口は、来年秋の全面開業に向け工事が続いています。奥に見える駅舎5代目何ですが、実は初代の長崎駅はここ尾上町にはありませんでした」

■ 初代

初代の長崎駅が誕生したのは今から125年前の1897年。
開業したのは現在の浦上駅の場所でした。



■2代目

1912年。今の長崎駅の場所に二代目の駅舎が建てられました。
しかし長崎らしい洋風建築の駅舎は原爆によって焼失しました。

■ 3代目

その4年後に再建されたのが、三角屋根がシンボルの3代目長崎駅です。


戦後の復興が進むにつれ、駅では「集団就職」の光景が見られるようになり、ホームは涙と別れの舞台となりました。

1969年には駅前の渋滞を解消するため高架広場が完成。


3代目駅舎は50年間親しまれました。

■ 4代目

2000年には4代目長崎駅が完成。

「かもめ広場」では様々なイベントも行われました。移転前最後の日には多くの市民や鉄道ファンが詰めかけました。
(残り“0日”のパネル)


JR長崎駅 砥綿 陽介 駅長(当時):
「皆さま、長崎駅を長年の間ご愛顧いただきましてありがとうございました。あすからも引き続き長崎駅を宜しくお願い致します」(拍手)

■ 5代目

そして2020年。5代目となる今の長崎駅が生まれました。

建設費およそ70億円。旧駅舎からは150メートル西側に移転しました。
高架化に伴い2階がホーム1階が改札口に。

今年に入ってからは、かもめ市場の完成や新幹線かもめの試験運転など、着々と準備が進められてきました。


西九州新幹線開業まであと10日。
9月23日からまた新たな長崎駅の歴史が始まります。