長崎県と佐世保市が東彼・川棚町に計画している石木ダムをめぐり7日夜、反対住民と大石知事との話し合いが行われましたが、議論は平行線のままでした。
住民らの理解を得て石木ダム問題を解決したいと、大石知事の要望で始まった話し合い。しかし昨夜は「ダムは必要」とする従来からの県の主張を知事が繰り返したため、住民らが強く反発し、2時間半にわたり紛糾しました。
(反対住民)
「ダムありきの話ばっかりだったですよ、今の回答は。私たちの気持ちは微塵もなかったです」
(反対住民)
「今までと同じやり方、旧態依然のですね、敷かれたレールの上をそのまま進められるなら解決しません、この問題は」
(反対住民)
「最終的には代執行の必要性もありますというなら、もう話し合いする必要がなくなってしまうんですよ」
(大石賢吾知事)
「(この話し合いは)建設的にお互いの疑問をひもといていくことが目的ですので。もちろん継続できるように検討していきたいと思います」
話し合いの継続は未定ですが、続けられる場合、住民側は次回、佐世保への水供給問題について議論を求めています。