地域の国際化への貢献と期待

【住】産学官連携について長崎県ではどのように構築されるのでしょうか。

【平】《長崎県モデル》でも、現地でIT人材を教育するところまでは宮崎の方式をそのまま取り入れます。その後、IT人材と県内企業とのマッチング会が現地で行われた後、長崎大学に留学します。就職する先が《県内企業に限定されている》のが宮崎モデルとの違いです。JICAと宮崎大学に、今回の長崎モデルに寄せる期待を聞きました。

JICAバングラデシュ事務所 市口知英所長:
「今回、長崎はかなり力を入れてやっていると。宮崎モデルの重要なところは《産官学がタッグを組んでやっている》という事があって。他の地域はなかなかそこまで行っていなくて、長崎はそれに近いような形が出来るかなと思ってます。宮崎を超えるような成果も上がるんじゃないかなと期待しています」

宮崎大学 伊藤健一准教授:
「当然、宮崎で行っていたことの中でお役立てできる事については、いろいろ情報提供含め協力させていただきますし、長崎という地は宮崎よりも国際面において歴史的にも非常に蓄積のある地域でいらっしゃいますから、長崎での展開で、我々も学ぶことが多いと思うので、お互いが良い効果《シナジー》を生めるような関係性を築いていきたいと思います」

【住】長崎もバングラデシュ「ノースサウス大学」でのマッチングが今年6月に予定されているそうですが、現地でのアピールが大事になりそうですね。