外国人観光客がマンションに入っていく!?

坪田さんの本業は自動車販売ですが、「おやど紀伊国屋」のビジネスモデルは10年ほど前に大阪で目にした光景がヒントになりました。

坪田さん:
「(大阪の)難波に事業所があって、そこで打ち合わせがあるんですけど、皆さんがキャリーバッグを持って“マンション”に入っていくんですね。それが実は《民泊》ということを知りまして、この流れは長崎にも必ずやってくると」

長崎では大型クルーズ船の入港で約10年前から外国人観光客が増加。コロナ禍で船の寄港は一時、途絶えていましたが、2023年3月から再開され、外国人の姿が戻ってきました。

長崎も“インバウンドの時代”だと直感して《民泊事業》を始め、5年前に長崎市の踊町のひとつ、銀屋町に最初の宿(1号店)をオープンさせました。

坪田さんたちの“ビジネスモデル”は《空き家》などを宿泊できるようリノベーションして《民泊》として運用。収益を所有者と分け合うものです。

坪田さん:
「(リノベーションの際のイメージは)和モダンですね。障子を使ったり畳を使って。意外とヨーロッパの方々も湯船にお湯を張って入られるという方が多く、すごく喜ばれるんです。そういったノウハウも宿泊した方々からいただいて、次々に展開しています」

昭和の雰囲気や古い町屋の面影を残す建物をリノベーションした宿は「日本の文化や伝統に触れられること」が外国人の心をくすぐり、その数を増やしていきました。

Q.なぜ「おやど紀伊国屋」を選んだ?

宿泊者(アメリカから):
「(写真を見て)内装がキレイな感じがしたし、洗濯が必要だったから洗濯機があることは重要だった。(泊まってみて)とても快適だった」

《民泊》は本来、住宅やマンションということもあり、電化製品やキッチンなど、生活に必要な設備はほぼ揃っています。