島原市の指定管理施設内で営業していたレストランの赤字を補填するため、市の職員の指示により、5年間にわたって架空請求が行われ、市の公金1,100万円余りが支払われていたことがわかりました。
古川 隆三郎 島原市長「誠に申し訳ありませんでした」
架空請求を行っていたのは、島原市の指定管理施設「島原市有明の森フラワー公園」内で営業していたレストラン アルレッキーノです。

島原市によりますと、2015年から5年間にわたり、当時の島原市産業部がアルレッキーノを運営する指定管理者に対し『市が食料品を購入したことにして架空の売上金を請求』するよう指示をだしていました。

去年7月、職員の報告で不正が発覚。市によりますと、現時点で職員12人、指定管理者3人が関与していたということです。
レストランの赤字補填が目的で、私的利用はなかったとしています。

古川 市長:
「いかなる理由があるにしろ、不正行為に携わったという職員が複数名いるのは我々も把握しておりますので、私自身へのペナルティも当然考えるべきであります。不明な部分も含めて素早く解明をさせていただきたいと思います」
架空請求は計100回に及び、総額は1,100万円に上ると見られていて、市では第三者委員会を立ち上げ詳しい動機などを調べる方針です。