長崎県と県内の交通事業者らが連携し、ルート検索や乗車券の購入などを1つのアプリで行えるサービスが、2日からスタートすることが発表されました。


2日から運用が始まるのは「myroute(マイルート)」と呼ばれるMaaS(マース)アプリです。

「MaaS」は目的地までの最適なルート検索や乗車券の購入・決済を一括で行えるサービスです。
西九州新幹線の開業で観光客の増加が見込まれる一方、県内では公共交通機関の廃止や統合が進んでいて、交通機関の利便性の向上や県内在住者の利用増加にもつなげようと県が2800万円をかけてアプリを導入しました。


長崎自動車 嶋崎 真英 社長:
「本県の人口減少と少子高齢化は今後ますます進行していくことが予想されています。(交通サービス維持のために)交通事業者並びに行政が力を合わせて取り組む必要がある」


JR九州 古宮 洋二 社長:
「(これまでは)時刻表を見るとか単発でそれぞれの会社のを見るとか(していた)。これが1つのアプリのなかでいろんなところが見れるし予約もできるし非常に素晴らしい武器なんじゃないかなと」


長崎県MaaS実行委員会によりますと、今後はアプリ内で観光施設の入場券なども購入できるよう調整しているということです。