陸上自衛隊の垂直離着陸輸送機「オスプレイ」が26日、長崎県内に初めて飛来し、水陸機動団との協同訓練を行いました。

陸上自衛隊の輸送機オスプレイが長崎県に飛来したのは初めてです。
大村市の自衛隊基地で離着陸訓練をしたあと、佐世保に向かいました。

山口記者レポート:
「佐世保市の相浦駐屯地です。これからオスプレイによる輸送訓練が始まります」

相浦駐屯地は離島防衛を専門とする水陸機動団の本拠地です。
26日は離島防衛中に発生した救急患者を搬送する訓練などが行われました。

自衛隊のオスプレイは千葉県木更津に9機配備されていて、現在、全国の自衛隊基地に飛来し、訓練を続けています。

陸上自衛隊 輸送航空隊 不破 悟 隊長:
「陸上自衛隊にあっては最も速く、最も航続距離が長く、まさにどこからでも日本の南西方面に迅速に水陸機動団の隊員また物資を輸送できる。そこに最大の利点がある」

陸上自衛隊では、今後さらにオスプレイと水陸機動団との連携を深めたい考えで、夜間の降下訓練などを計画しているということです。