宮崎市の水道料金の値上げについて、上下水道料金などを検討する審議会が開かれ、来年4月から値上げした場合、標準的な世帯では、700円以上の値上げとなることが示されました。
宮崎市の水道料金の引き上げは、水道管や施設の老朽化が進み、更新作業が必要なため検討されているもので、26日は、学識経験者や市内の団体関係者らが出席した経営審議会が開かれました。
これまでの会議では、来年4月からの料金を上水道で9.0%、下水道で19.71%引き上げる方針となっていて、26日は、具体的な料金のシミュレーションが示されました。
それによりますと、20立方メートルを使用する標準的な世帯の場合、上下水道の月額料金は、ひと月当たり757円の値上げとなります。
審議会では、今年3月に、宮崎市の清山市長へ新しい料金を答申することしています。
改めて、宮崎市上下水道局の経営審議会が示した値上げのシミュレーションを説明します。
家計調査における宮崎市の2人以上勤労世帯の水の使用量がおよそ20立方メートルとなっています。
そのうえで、1か月に20立方メートルの水を使用する世帯の料金ですが、現在は、上水道と下水道の合計で5390円。
それが、来年4月から、上水道と下水道で6147円と757円の値上げとなります。

水道設備の更新は必要なことですが、家計には重い値上げとなりそうです。