宮崎市の小学校では、地震や津波が発生した際、通学路などにどんな危険が潜んでいるのかを調査する授業が行われました。
この授業は、京都大学防災研究所などが宮崎市の青島小学校で実施したものです。
授業では、京都大学防災研究所と宮崎公立大学がそれぞれ開発したアプリを活用しながら、3年生と4年生の児童が災害時に通学路などに潜む危険を調査。
(児童)「ここは墓地公園です。(アプリの)予想では安全です」
大学生や地域住民らと一緒に歩いて巡り、気になる場所を写真や音声で記録していきました。
(児童)「危なくない?結構…倒れてきたりしたら…両方から挟まれる」
このあと、児童たちは調査した内容を発表しました。
(児童)
「青島にいろんな危険が潜んでいることを知れて、とてもいい勉強になった」
「がけとか崩れそうなところはよけた方がいいかなと(思った)」
(京都大学防災研究所宮崎観測所 山下裕亮 助教)
「なんで逃げなきゃいけないのか、なぜここを通ってはいけないのか、そういうところまで考えられるようになって、より命を守る意味では正しい知識が身に付けられるのではないかと思う」
児童たちは、22日にまとめた内容を踏まえて、来月6日、避難経路を考える訓練に臨むことになっています。