日本の伝統的な武道を生かした観光ツアー「武道ツーリズム」の話題です。
台湾から訪れた剣士たちが、宮崎県日向市で観光と武道を体験しました。

(廣末圭治記者)
「今、武道ツーリズムの参加者たちが、ここ大御神社に到着しました」

日向市の大御神社を訪れたのは、台湾から来日している剣道の有段者など13人です。

一行は、観光を楽しみながら伝統的な武道も学ぶいわゆる「武道ツーリズム」でおとといから宮崎を訪れています。

参加者たちは、さざれ石などを見学した後、「海の駅ほそしま」で海の幸を堪能。

(女性)「おいしい。とてもおいしいですね」

お腹を満たした参加者たちは、日向市内の道場に移り道着に着替え剣士の姿に。

日向市の刀鍛冶、松葉一路さんの指導で、真剣を使って試し切りに挑戦しました。

(男性参加者)
「難しい。剣道とぜんぜん違う感じです」
「こうしたツーリズムの日程は台湾ではできない。私たちに日本の文化を教えていただけるいい機会だと思う」

(ひなた宮崎武道ツーリズム推進協議会 多田竜三会長)
「(海外で)剣道を主にやっている人を宮崎に招いて、剣法発祥の聖地としての宮崎の文化をより楽しんでいただけるようなツーリズムを目指しています」

参加者たちは、10月28日まで県内に滞在し、剣道の稽古や弓道場の見学を行うことになっています。