13日に発表された宮崎とソウルの国際定期便の再開を受けて、宮崎県内の反応です。
コロナ禍以前、韓国からの観光客でにぎわいを見せていた観光地やゴルフ場からは期待の声があがっています。

韓国のアシアナ航空は、新型コロナの影響で2020年3月から運休している宮崎とソウルを結ぶ国際定期便について、今年9月27日から運航を再開すると明らかにしました。

国際定期便は、運休前と同じ水曜、金曜、日曜の週3日で運航再開することになっています。

(廣末圭治記者)
「約3年半ぶりに運航が再開される国際定期便。県内にどのような効果が期待されるのでしょうか」

宮崎空港には、14日、国際定期便の再開を祝う懸垂幕が掲げられました。

コロナ禍以前の2018年度にはおよそ3万7000人が、2019年度にはおよそ2万人が韓国から宮崎に国際定期便で訪れていました。

待ちに待った国際定期便の再開に観光地・青島の土産店は…

(青島屋 永利正浩副店長)
「(定期便再開まで)長かったですね、正直言って」

こちらの店には、コロナ禍前、韓国から年間およそ4600人の観光客が訪れていたということです。

(青島屋 永利正浩副店長)
「昨年とか(韓国からの観光客が)ゼロという数字だったので、そこからの巻き返しができるかなというのが、正直言って期待しているところです」

また、多くの韓国人観光客が訪れていたのが、ゴルフ場です。

宮崎カントリークラブには、定期便の再開を前にすでに韓国からの問い合わせがきているということです。

(宮崎県ゴルフ場経営者協議会事務局 中川俊一郎さん)
「大変厳しいコロナ禍を過ごしてきたので、この定期便は心待ちにしていた。本当に多くの海外からのお客様がこの宮崎に来ていただいて、ゴルフを楽しんでいただきたいと思っている」

およそ3年半もの間途絶えていた、宮崎とソウルを結ぶ国際定期便。
コロナ禍で落ち込んだインバウンドの回復に向けて関係者の期待が高まっています。