今年は5年に一度の国勢調査が実施されています。
こうした中、調査を装った不審なメールが確認されています。宮崎県は調査をメールで行うことはなく、詐欺のおそれがあるとして注意を呼びかけています。

20日から始まった5年に1度の国勢調査。
外国人を含めて日本国内に住む全ての人と世帯が対象となっていて、20日から調査が始まっています。

こうしたなか、県内でも確認されているのが、調査を装った不審なメールです。

こちらのメールは、今月、宮崎市内の男性に届いたもので、記念品が贈られることや回答のためのURLが記載されています。

県は、国勢調査の回答方法は郵送かインターネット、もしくは、調査員への手渡しのみだとして、不審なメールに注意を呼びかけています。

(宮崎県統計調査課 山下 剛 さん)
「国勢調査に関しては、メールで照会をすることはありませんので、そういったメールは基本的に国勢調査のものではないということになります。URLが添付されていたりとすることがありますので、そういったところを絶対クリックしないようにお願いいたします」

また、これまでの国勢調査では調査員を装った不審な訪問も全国で確認されています。

調査員は、青い手提げ袋と身分を証明する調査員証を身に着けているということで、県は見分けるポイントにしてほしいとしています。

(宮崎県統計調査課 山下 剛 さん)
「そういったものを持っていない方とかは、なりすましの可能性等もありますので、ご注意いただけたらと思います」

改めて、国勢調査についてまとめました。


県内では、およそ47万世帯が調査対象となっていて、今月下旬から調査員がすべての世帯を訪問し調査票を配布します。
回答の期限は来月8日までです。

県は、国勢調査では資産状況や口座番号を聞くことはないとして、不審なメールや訪問には注意してほしいと呼びかけています。

国勢調査の回答は、必ずしないといけないものです。
調査の結果が少子化対策や防災対策など重要な施策に役立てられます。
法律でも回答は義務付けられていますので、調査に協力しましょう。