宮崎県内、きょうはいったん落ち着いた雨ですが、あすは再び大雨となりそうです。
あす朝から夕方にかけては、雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨が降るおそれがあり、気象台は土砂災害に警戒するよう呼びかけています。
きのうの大雨で土砂崩れが発生し、通行止めが続いている高千穂町の国道325号。
きょうは土砂を道路わきに仮置きするなど復旧作業が進められました。
県では、土砂が水分を含んでいるため復旧のメドは立っていないものの、片側通行できるよう早急に対応したいとしています。
(付近住民)
「きのう避難して、けさ8時過ぎに帰ってきたが、改めてびっくりしている。日常生活が当たり前じゃないというのは自覚した」
県によりますと、大雨の影響でこの高千穂町の国道以外にも県道4か所で通行止めが続いています。
(田尻怜也記者)
「きのうの雨の影響で道路が崩れ落ちています。その影響で通行止めとなっています」
宮崎市清武町の県道では、道路の半分が、長さおよそ25メートルにわたって崩落。
けが人はいないということですが、近くには大学などもあり、通勤や通学への影響が懸念されます。
(付近住民)
「すごい水が流れていましたから怖いですねこれ以上、広がらないことを祈るだけですね」
交通機関の乱れも続いています。
JRは、日豊本線の西都城と鹿児島の間、日南線の青島と志布志の間で終日運転を見合わせています。
さらに、高速バスは、延岡と福岡を結ぶ便が終日運休となっています。
県内は、きょう、雨がいったん落ち着いたものの、あすには再び、大雨となる可能性があります。
あす朝から夕方にかけては、局地的に雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨が降るところがあり、予想される1時間雨量は、いずれも多いところで、山沿いが50ミリなどとなっています。
県内では、これまでの雨で地盤が緩んでいるところがあり、少しの雨でも土砂災害が発生するおそれがあります。
気象台は、土砂災害に警戒するよう呼びかけています。