山本五十六の前でも演奏
矢野さんは、18歳で横須賀海兵団に入団。
その後、音楽で士気を高める軍楽兵になると、世界最大級の巨艦、戦艦「大和」にも乗船しました。
（生前の矢野 務 さん）
「昼飯に昼奏楽。船の兵隊もずっと取り囲んで聞きに来る。船の兵隊たちが少しでも慰めになればというような感じだった」
「大和」では、連合艦隊司令長官の山本五十六の前でも演奏したといいいます。
しかし、矢野さんが亡くなってから、そのクラリネットが演奏されることはなく、眠ったままとなってしまいました。
