宮崎県高校総体。

27日と28日に行われた陸上と剣道の模様をお伝えします。

まずは、男子100メートル決勝。

宮崎工業の日吉と宮崎第一の永井が、ともに10秒88。

その後の判定で、わずかに上回った永井が優勝を果たしました。

400メートル女子の決勝では、宮崎南の原田が先頭に出ますが・・・

宮崎商業の内山田が驚愕の追い上げを見せ、自己ベストを更新し優勝です。

(宮崎商業・内山田玲選手・2年)「自己ベストが久しぶりに出せたのでよかった。ラストの200メートルからみんなの応援があってそこからスパートを出すことができた」


翌日の400メートルハードル女子。

前日、悔しい思いをした宮崎南の原田が、力強い走りを見せ大会新記録でレースを制しました。

(女子400mH優勝・宮崎南 原田エミリー選手・3年)「今日は絶対優勝したいという気持ちと、南九州で優勝したいというのがあったので今日はまず大会記録を狙うと思って挑みました」

このほか、今大会では、続々と大会新記録が生まれました。

1500メートルでは、小林の陣内が、ラスト1周でスパートをかけ優勝。

(陣内紫音選手・3年)「最後1年という気持ちをかけてきたので、大会新という形で結果が残るのはうれしい」

女子の4×100メートルリレーでは、予選で大会新を出した宮崎北が、決勝で、それを上回る記録を出しフィニッシュ。

県記録、更新です。

(4×100mリレー優勝・宮崎北 神山菜々選手・3年)「まずは驚きました。でも、ちゃんとコミュニケーションをずっと取ってきて、最初のころなかなかタイム出なかったけど、最近は練習でも出てたので自信はあったのでよかったです」

(全員)「県記録出したぞー!!マックスパワー!!」

続いては剣道。

男子団体戦の決勝は、4チームの総当たりで行われました。

2年ぶりの王座奪還を目指す高千穂は、2戦目で、鵬翔と対戦。

先鋒戦を引き分けとすると、続く次鋒戦では今西が鮮やかな小手を決めます。

その後の3人も1本勝ちを収め、勝利。

高千穂は決勝リーグを2勝1敗で終え、ほかの試合の結果を待ちます。

一方、すでに2勝している日章学園。

最終戦の勝負の行方は、大将戦にまでもつれこみました。

日章学園は、勝てば優勝、負ければ、技の本数差で高千穂の優勝となる「運命の1戦」です。

互いに1本ずつを奪い、引き分けかと思われましたが・・・

執念のメンを奪ったのは、鵬翔の大将、松田。

その瞬間、高千穂の優勝が決まりました。

(高千穂 矢野好輝 主将・3年)「最後の最後まで諦めず優勝を目標にやってきたので最後までよくやった。3年生の総体にかけて今までやってきたので本当に優勝できてよかった」

(高千穂)「優勝したぞ!」

(日章学園 金田大輝 主将・3年)「チームみんなで一つの目標に向かって試合をしていくということはすごくいい経験になったしこれからもいい思い出になる」