■東京2025世界陸上・最終日(21日、国立競技場)

男子4×100mリレー決勝に挑んだ日本は、38秒35の6位で3大会ぶりのメダルには届かなかった。アメリカが37秒29の今季最高記録で2連覇を達成した。

予選を組3着の着順で決勝進出を決めた日本は、予選と同じく1走にドーハ大会銅メダルメンバーの小池祐貴(30、住友電工)、2走にリレーで3大会連続出場の栁田大輝(22、東洋大学)。3走にロンドン&ドーハともにメダルメンバーの桐生祥秀(29、日本生命)、アンカーにはリレーで初出場の鵜澤飛羽(22、JAL)の布陣で挑んだ。

雨が強く降り続け、大観衆が運命のレースを見守る中、日本は4レーンで決勝へ。静寂に包まれる中、1走の小池は予選同様、好スタートを切ると、少しバトンが詰まったが2走の栁田へ。バックストレートを駆け抜ける中、パリ五輪金のカナダらに遅れをとる。3走のスペシャリスト桐生はしっかりとコーナーを回るも順位を上げられず。アンカーの鵜澤は、200m金のアメリカ・N.ライルズ(28)ら強豪が揃う中、懸命に走り抜け6着でフィニッシュ。日本は2大会連続の入賞も、目標としていたメダルには届かなかった。

これまで“リレー侍”は2017年ロンドン大会(銅メダル)で初めて表彰台にのぼると、2019年ドーハ大会も2大会連続で銅メダルに輝いた。2022年オレゴン大会ではバトンパスでの失格となって涙を飲み、前回の2023年ブダペスト大会は5位入賞だった。

【男子4×100mリレー結果】
金)アメリカ 37秒29 ※今季最高
銀)カナダ  37秒55 
銅)オランダ 37秒81
4位)ガーナ 37秒93
5位)ドイツ 38秒29
6位)日本 38秒35
7位)フランス 38秒58
オーストラリア  DNF