剣道の修行のため宮崎を訪れているフランス人大学生。彼女の奮闘と支える周りの人たちを取材しました。

剣道用品の販売・輸出会社で貿易を学ぶ

宮崎市で剣道の防具の販売や輸出などを行っている日本武道宮崎。
こちらで商品整理を教わってるのは、フランス人のアナイス・スシェールさん、17歳の大学生です。

(廣末圭治記者)
「こんにちは。日本語は話されますか?」
(アナイス・スシェールさん)
「チョット話せます。スミマセン…」

先月下旬、フランスの家族の元を離れ、インターンシップで来日したアナイスさん。
こちらの店舗で、3か月間、防具の輸出など貿易に関することを学ぶことになっています。

(アナイス・スシェールさん)
「時間が経てば少しずつ分かると思うし、時間を追ってお客様の役に立てるようになっていきたいと思います」

店の人にアナイスさんについて聞いてみると…

(日本武道宮崎 多田竜三さん)
「シャイですね。まだ1週間くらいなので、来てから。もうちょっと、1か月くらい経てば、自分からお客さんとかに話しかけてくれるような性格になるんじゃないかな」

仏ナショナルチームの強化選手

宮崎へやってきたのは「貿易の勉強」以外にも、目的があります。
道着に身を包んで道場にやってきたアナイスさん。

(木刀で打ち込み稽古)「メーン!メーン!メーン!」

アナイスさんが宮崎に来たもう一つの目的、それは、剣道の修行です。

実はアナイスさん、フランスでは国内大会のジュニア部門で優勝し、ナショナルチームの強化選手に選ばれるほどの腕前。

その腕をさらに磨くため、日本武道宮崎の多田さんを頼って宮崎を訪れました。

幼児から中学生までのおよそ20人に混ざり、一心不乱に稽古に打ち込みます。