およそ7か月ぶりの通行再開です。
去年の台風14号で崩落し全面通行止めになっていた宮崎県諸塚村の国道327号で、仮の橋を架ける工事が完了し、28日から交互通行ができるようになりました。
諸塚村と椎葉村を結ぶ国道327号は去年9月の台風14号で崩落。
県内初の「権限代行」により、県に代わり国が仮の橋を架ける応急復旧工事を行ってきました。
工事はこのほど完了し、28日は、国土交通省延岡河川国道事務所の麻生宏斉所長から道路を管理する県日向土木事務所の中原学所長へ引き渡し書が手渡されました。
そして、諸塚村と椎葉村の村民らによる通り初めが行われました。
設置された仮の橋は、長さおよそ70メートル、幅4メートルの1車線で、近くのトンネルを含むおよそ700メートルの区間が交互通行となります。
7か月ぶりの通行再開に住民は…
(椎葉村の住民)
「うれしいですね今までう回路でだいぶ苦労しました半年くらい」
「午後から通ることになったということを聞いて、よかったねって言って椎葉の人たちはみんな声をかけました。待ちに待った感じですわ」
(椎葉村 黒木保隆村長)
「命の道ですよね、まさしくそうだと思います。この道路が通らなかったために本当に皆さん苦労したと思います。待ちに待ったという開通です」
この開通により、諸塚村と椎葉村との往来は、被災前と同じ程度の時間でできるようになりました。
国道327号の通行に制限はありませんが、椎葉村の中心部へ向かうには、一部、村道を通るう回路があるため、14トン以上の車両は通行できないということです。