宮崎県議会議員選挙の選挙戦では投票率も注目されました。
その投票率は、40.75%と過去2番目に低く、改めて課題を突き付けられる結果となりました。
9日、投開票された11選挙区の投票率は40.75%。
過去最低となった前回を0.99ポイント上回ったものの、過去2番目の低さとなりました。
激戦や接戦の選挙区が多かったにもかかわらず、投票率が伸びなかったことについて、宮崎公立大学、前学長の有馬晋作氏は…
(宮崎公立大学 前学長 有馬晋作さん)
「前回より上がりましたけど、それでも40%ぐらいというのは非常に残念です。ただ、今回見えてきたのは、いつも投票所に行く方が、新しい風をほしがってると、女性の視点の政策をほしがっているというのは現れましたので、ある意味、前回に比べれば、大きな違いが出た選挙だったと思います」
また、今回の県議選では、選挙人名簿登録者数の15%にあたる12万4000人余りが期日前投票をし、有権者数に占める割合は県議選で過去最高となりました。
今回の投票率について県選挙管理委員会は「激戦の中で、約6割が棄権したことは大変残念。引き続き、幅広い世代に対して啓発活動を行っていきたい」としています。