延岡からJリーグ入りを目指している「FC延岡AGATA」、地域を盛り上げたいとの思いも胸に選手たちが高い目標に向かって切磋琢磨しています。

『来てよかった』と思えるようなチーム作りやサッカーを

宮崎県延岡市を拠点に2019年から本格始動し、現在、九州リーグ1部に所属している『FC延岡AGATA』。

前身は、九州保健福祉大学サッカー部の2軍選手らによる「九保大エルフAGATA」で、現在、チームには22人の選手が所属しています。


(FC延岡AGATA 桑原勇斗監督)
「(選手の)平均年齢(22.7歳)が若いが、そういった部分を最大限に生かすっていう上では、アグレッシブな守備や、アグレッシブな攻撃はすごく意識してる」


延岡市出身で就任3年目の桑原勇斗監督はサガン鳥栖のコーチなどを経験。サッカーを通して地元を盛り上げたいと意気込みます。

(FC延岡AGATA 桑原勇斗監督)
「ホーム戦で一番多いときで1300人が来てくれた。西階陸上競技場の観客席がほぼ満席近い姿を、僕も子どもの頃から延岡でサッカーしていたが、ああいうことはほとんど見たことない状況だったので、来てくれた人たちに『来てよかった』と思えるようなチーム作りやサッカーを展開していく」

延岡市内の企業で働きながら

チームは昨シーズン、アマチュアサッカーの最高峰「JFL」への昇格を懸けた地域チャンピオンズリーグに出場しましたが、一次ラウンドで敗退しました。

(FC延岡AGATA 亀井海凪人<みなと>キャプテン・24歳)
「全国のレベルの高さも知れたし自分たちがまだまだ力をつけないといけないという指標ができたいい大会だった」


選手たちはほとんどが県外出身。延岡市内の企業で働きながら仕事終わりに集まって練習に取り組んでいます。


(FC延岡AGATA 亀井海凪人キャプテン・24歳)
「いろんな選手の職場の人たちも応援してくれるし、サッカーでまちを盛り上げるというのが僕たちの目標でもあるので。平日に練習試合があったり前日に移動して試合という日もあるが、サッカーに専念できる環境を整えてもらえている」