毎朝5時にカメラを設置 不法投棄の瞬間を撮影 

そこで男性は、毎朝5時に畑を訪れ、カメラを設置しました。
被害にあった男性がカメラを設置した場所を案内してくれました。

(被害にあった男性)
「この山のところに設置をして、たまたま1回目が映った」


こちらは、去年3月に撮影された映像。向かってくる黒い車に注目。

なんと、車を運転しながら助手席側の窓からごみを投げ捨てました。別の日にも同じ車から…。

2022年3月撮影
2022年4月撮影


こうした映像をきっかけに、不法投棄をしていたのは、畑の近くに住む人物であることが分かりました。

(被害にあった男性)
「とりあえずこの不法投棄をやめてもらわないと、いわゆる食べ物作ってますので、作物作ってますので、やはり安心安全という意味でもね」

不法投棄を行った人物には損害賠償115万円の判決

その後、映像を撮影していることが相手にも伝わったことで、不法投棄の回数は徐々に減り、去年8月以降、ごみが捨てられることはなくなりました。

(被害に遭った男性)
「だから、ほっとしてますよ、みんなほっとしてる」

男性は、宮崎地裁に裁判を起こし、不法投棄を行っていた人物には、およそ115万円の損害賠償を支払う判決が下されています。

(スタジオ)
宮崎市では今年度、不法投棄に関する問い合わせが382件寄せられているということです。