取り締まりに密着
(渕 雅顕記者)
「これから移動式オービスを使った速度違反の取り締まりが行われます」
宮崎市の市道でこの日、子どもたちの下校時間に合わせて取り締まりが行われた。
すると、早速、1台の車がオービスの前を通過しようとした、その瞬間…
(警察官)「違反!」
オービスがスピード違反を見逃さなかった。すかさず警察官が違反車両を止めた。
このように、警察官がその場で違反切符を切る場合もある。


取り締まり中は、オービスに気づき速度を落とす車も…
(警察官)「お~、落ちたね」

この数分後…
(警察官)「違反!」
(記者)
「さっきのは何キロオーバー?」
(警察官)
「17キロオーバーですね」


運転手の男性に話を聞いてみると…
(記者)
「オービスが設置されていたが気づかなかった?」
(運転手の男性)
「気づきませんでした…普通いつも走ってる道路なので」
(記者)
「全然、超えてる感覚はなかった?」
(運転手の男性)
「はい…」

(警察官)
「本日は17キロ超過で、点数が1点と反則金が1万2000円の交通違反になるので、今後、気を付けて安全運転でお願いします」
この日はおよそ1時間で3件のスピード違反が摘発された。

宮崎県警に移動式オービスは2台 各警察署で持ち回りで活用中
県警は現在、移動式オービスを2台導入し、各警察署で持ち回りで活用している。
(宮崎県警察本部交通指導課 坂本智弘さん)
「県民から要望の高い通学路や、道幅の狭い生活道路を主な対象として取り締まりを実施している。運転者の方に緊張感を持ってもらうことによって、事故抑止につながると期待しております」


慣れた道や急いでいる時に陥りやすいスピード違反。
移動式オービスがドライバーに緊張感を与えるとともに、私たちが初心を忘れずにハンドルを握ることが大切だ。
※MRTテレビ「Check!」1月19日(木)放送 「Check!調査班」から