コロナ禍での新たな気付き
新型コロナに伴い、事業を見直す中で、新たな気付きもあったと村岡さんは振り返ります。
(川野AN)
「村岡さんの人生観は変わりましたか?」
(村岡社長)
「結構、180度と言っていいぐらい変わりました。私自身おごりがあったと思うのは、地域に開かれた存在になろうとしていたのに、全然開かれてなかった。カフェがオープンして、本当にいろんな人が来てくれるようになって、やっと地域に開くってこういうことなんだなと勉強になった」


アフターコロナを見据えた新商品開発
さらに、アフターコロナを見据えた新商品も開発しました。
(川野AN)
「こちらが九州パンケーキのワッフル。コロナ禍で開発された新商品です」


素材や生地の発酵に、九州パンケーキで培ったノウハウがいかされているという新商品。
パートナー企業のいる台湾では、すでに去年8月から販売していて、テイクアウトで楽しめる手軽さもあり、ヒット商品となっています。


(川野AN 試食して)
「すごくバターの香りがいいですし、外側がかりっと揚がっていまして、中がふわふわというか、もちもちなんですよ」
ピンチの中、社員一丸となって開発したというワッフル。
九州パンケーキの新たなブランドとして、今年夏以降に、国内で、専門店をオープンさせることを目指しています。

(村岡社長)
「一番ボトムの状態から新しいものを考えるとか、新しいことに向かっていく号令をかけるのが経営者の役割。この商品は、客席がなくてもテイクアウトでお客様に楽しんでいただける商品なので、九州パンケーキの進化形になっているのではないかと思う」

宮崎県内の飲食業界にとって節目の年に
アフターコロナを見据え、新たな事業に取り組む村岡さん。
WBC侍ジャパンの宮崎合宿や、サミット農相会合などが行われる今年は、県内の飲食業界にとっても、節目の年になると考えています。
(村岡社長)
「飲食業は観光産業の一部なんですよね。自分たちが頑張っていく、そこでお客さまが来て、楽しんでいる風景がつくれればつくれるほど、宮崎がまた元気になるきっかけが、またつくれるのではないか。(今年は)アジアに開いていく、新しくもう一回開いていく元年になりますので、すごく重要な年になると覚悟を固めているところです」

※MRTテレビ「Check!」1月18日(水)放送分から