「カムバック採用」とは、一度退職した人材を経験者として再び採用する制度です。
宮崎県都城市は、3日、今年度の採用試験からカムバック採用を導入すると発表しました。
県内では、既に県と宮崎市がこの制度を実施しています。実際に職場に復帰した人を取材しました。
都城市は3日の市長定例会見で、今年度の採用試験からカムバック採用を導入すると発表しました。
常勤の市職員として5年以上勤務した経験があり、退職して10年以内の人が対象です。
(都城市 池田宜永市長)
「もともといた時より本人自身も経験値も上がっているということなので、新たな視点や経験を市の業務にいかしてもらえれば、結果として、市全体の業務改善につながる」
県内では、既に県と宮崎市がカムバック採用を導入。昨年度から採用している県では、現在4人が働いています。
このうちの1人、県の社会福祉職員として、延岡市の「県北部福祉こどもセンター」で働く、黒木万希子さん(44歳)。
4年前、育児を理由に一度退職しましたが、制度を利用して今年4月に復職しました。
(宮崎県北部福祉こどもセンター 黒木万希子さん)
「専門性を生かせるのが県の仕事と思ったので戻った。再び挑戦できる機会を与えていただいたことをとてもうれしく思う」
受け入れる職場側も、経験者ならではの力を実感しています。
(宮崎県北部福祉こどもセンター 古谷明彦さん)
「とても頼りになる働きぶりで、とても助かる。福祉の分野でも人手不足が起きているのは聞いているので、経験を持っている福祉職が来てもらえるのは、県にとってもありがたいこと」
県では、ここ数年、技術職員を中心に受験者数が減少していて、今後もこの制度を継続して人材を確保する考えです。
(宮崎県人事課 ビンガム啓祐さん)
「中堅どころとして速やかに戦力になってもらって、これまでの経歴であったりとか、経験とかを十分に発揮してご活躍いただければと思っています」
県内でも広がる「カムバック採用」。人手不足解消の新たな鍵となりそうです。
「カムバック採用」は全国の自治体、それにトヨタ自動車や大手銀行でも導入されているということです。







