アメリカとイランが戦闘終結に向けた覚書に署名しました。
原油やナフサ由来製品の価格安定に期待がかかる一方、宮崎県内のスーパーや農家からは切実な声が上がっています。
延岡市のスーパーでは、ナフサ由来製品の食品トレーやラップフィルムの仕入れ値が例年よりおよそ4割高騰。
さらに、来月からは、メーカー側から「25%の追加値上げ」を通知されています。こうした中・・・
(延岡支社 田尻怜也記者)
「色付きのトレー、見慣れた方も多いのではないでしょうか。しかし、いまは着色のない白色のトレーが増えてきています」
店は、色付きのトレーから価格の安い白いトレーへ順次切り替える方針で、商品価格に反映させないよう試行錯誤しています。
(サンフレッシュむしか 沢部誠一社長)
「(トレーやフィルムは)消耗品と言われるが、もう消耗品だけでは済まされない。原価の一部になってしまっているので、(仕入れ値が)上がるのは困る」
今回の戦闘終結への動きで、店側は価格の安定を期待していますが、実際に仕入れ値が下がるには一定の時間がかかるとみています。
(サンフレッシュむしか 沢部誠一社長)
「客が買いやすい値段で、販売できるような商品にしたいといつも思うので、お互いが納得できる価格で販売できるような価格に据え置いてほしい」
一方、こちらは、宮崎市の緒方果樹園。
ハウス4棟で完熟マンゴーを栽培していて、今シーズンはおよそ2万個の出荷を見込んでいますが、ここでも長引く燃料高騰が大きな負担になっています。
(緒方果樹園 緒方廣秋代表)
「あそこに加温機があるんですよ。黒の分かります。あれに重油で火がついて温度をあたためてこのホースに来る」
こちらのハウスには加温機が6台あり、1か月にかかる重油代はおよそ60万円。
5年前と比べると2倍に跳ね上がっています。
さらに、包装資材やハウス用のビニールなども値上がりしていますが、消費者の負担を考え、5年以上、マンゴーの販売価格を据え置いています。
(緒方果樹園 緒方廣秋代表)
「(価格転嫁)したら売れない。みんな苦しいから。とにかく自分たちの出費を抑えるしかない」
こうしたなか、飛び込んできた、アメリカとイランの合意のニュース。
原油価格の引き下げにつながる期待もありますが・・・
(緒方果樹園 緒方廣秋代表)
「ぬか喜びになるんじゃないかなと思う。二転三転今までしている。どっちかっていうと、いつ、また、再発するのかの方が心配」
今回の署名を受け、アメリカとイランによる具体的な協議の日程はまだ決まっておらず、安心できる日はまだ先になりそうです。







