19日午前、東京・北区の小学校で児童ら11人がけがをした火災で、北区と学校が記者会見し、「授業中の出火であってはならないことだった」と謝罪したうえで「想定外の場所からの出火だった」と説明しました。

午前11時ごろ、北区の区立滝野川第三小学校から出火し、男子児童2人と女性教員1人が骨折するなど、あわせて11人がけがをしました。

東京消防庁は消防車や救急車など75台を出動させ、火はおよそ2時間45分後に消し止められましたが、校舎の4階部分、200平方メートル以上が焼けたということです。

警視庁によりますと、4階の音楽室の隣にある「音楽準備室」から出火したとみられています。

福田晴一 北区教育委員会教育長
「あってはならぬ教育課程、授業中の出火です」

高草木政浩 校長
「音楽準備室に特に燃えやすいものというものは確認しておりません」

火災を受け、北区と学校が記者会見を行いました。

学校によりますと、出火当時、5年生の児童24人が音楽室で授業を受けていましたが、激しい煙と炎で出入口の扉を開けられなかったということです。

このため、校庭側のひさしに3人、裏側のひさしに21人の児童がそれぞれ逃げ、一時、取り残されましたが、その後、消防隊によって全員救助されました。

その後、午前11時すぎに近くの幼稚園に移動した後、二次避難のため飛鳥山公園に避難したということです。

校長は「毎月の避難訓練では、給食室などの火を扱う場所を想定していた」としたうえで、「音楽室周辺からの出火を想定した訓練はしていなかった」と説明しました。

区は避難経路を再確認するとしています。

また、校舎の大きさが一般的な規模の学校であることから、音楽室や準備室にはスプリンクラーの設置義務がなく、設置してなかったということです。

学校は、消火活動の放水で校舎内が水浸しになったことを受け、来週22日の月曜日を臨時休校にし、心理士を派遣するなど児童への精神的なケアも行うとしています。

警視庁は、20日に実況見分を行い、出火原因を調べる方針です。