内閣府などの事業で、高校2年生の1年間地方の高校に通う「地域みらい留学」というプログラムがあります。

この1年間の留学のプログラムで、宮崎県内で初めて、高千穂高校に東京などから3人の女子生徒がやってきました。彼女たちが高千穂高校に留学した理由とは?

留学生3人、それぞれの理由

全校生徒およそ260人の高千穂高校。

今月14日、「地域みらい留学」のプログラムを活用して県外の高校からやってきた3人の生徒が紹介されました。

東京から来た鈴木ひなたさんと桑畑色葉さん、それに和歌山県からやってきた西浦詩呼さんです。

(東京から留学 鈴木ひなたさん)
「私は、高千穂の世界(農業)遺産などに興味があり、留学してきました」


内閣府などが進める「地域みらい留学」。

都道府県の枠を超えて2年生の1年間、地方の学校で高校生活を送るもので、留学先の高校は自分で選択できます。



(和歌山から留学 西浦詩呼さん)
「将来、自分の進路が観光系に進みたいと思ったので(留学を希望した)。自分の地元が熊野本宮という世界遺産なんですけど、その世界遺産との違いを見つけて、それが将来、いかせられたらいいなって思ってます」

(東京から留学 桑畑色葉さん)
「将来の夢を自分で決める時に、多くの選択肢を持ってた方が自分にとっていい選択をできるから、こっち来て東京じゃできないことをやったら、また、自分の価値観とか考えが広がっていくから、その中から選びたいなと思って高千穂に来たんです」

高千穂の印象は?


この日が登校3日目の3人。クラスメイトとはすでに打ち解けているようですが・・・

(クラスメイト)
「1日目はぜんぜんよそよそしかったけど、2日目から普通に・・・」

(東京から留学 桑畑色葉さん)
「『失敗したかもしれない、この選択』って思ったんですけど、本当、1日目。それ思って、きのう来たら、みんな仲良くしてくれたから」


ほかの2人にも高千穂の印象を聞いてみると。

(和歌山から留学 西浦詩呼さん)
「本当に和歌山より人が優しかったです」



(東京から留学 鈴木ひなたさん)
「すごい自然がいっぱいで、少人数授業とかで、何か都会と全然やっぱり違って」